ふらっと寄れる、書評のよりみち - ゴキロク
『マネーの代理人たち ウォール街から見た日本株』を手に取ったのは、久しぶりに「金融」という言葉が頭をよぎったからでした。金融業界に直接関わった経験はないけれど、震災後に東北で感じた「地域経済」とか「人々の暮らし」といった […...
このところ、日々の仕事に追われて、本をじっくり読む時間がなかなか取れなかったんです。でも、この『桂二葉本』を手に取ったとき、なんだか「読んでみたい」という気持ちが湧いてきて、気がつけば一気に読破していました。正直に言うと […...
初めての出会い 最近、『未来から来た男 ジョン・フォン・ノイマン』という本を読みました。この本を手に取ったのは、彼の名前に何かしら聞き覚えがあったからです。ジョン・フォン・ノイマンって、どこかで聞いたことがあるような気が […...
不思議な縁で出会った『コレクター蒐集』 ある日、図書館の棚を整理していると、ふと目に留まったのがティボール・フィッシャーの『コレクター蒐集』でした。表紙には古めかしい碗が描かれていて、その瞬間、私はこの本に惹かれました。 […...
不遇の英雄たちとともに この本を読み終わった時、私はしばらくその場から動けなかったんです。デイヴィッド・グランの『絶海:英国船ウェイジャー号の地獄』は、歴史の一部をまるで自分が体験したかのように鮮明に描き出してくれました […...
心の声が混ざり合う青春の瞬間 井戸川射子さんの『曇りなく常に良く』という小説を読みました。最初は正直、どういう話なのかよく分からなくて、ぼんやりとページをめくっていました。でも、読み進めるうちに、なんだか心がじわりと温か […...
読者の皆さん、こんにちは。今日は北方謙三さんの『完全版十字路が見える』について語りたいと思います。私は本を読むたびに、そこに描かれた世界を旅するような気持ちになります。特にこの本は、著者自身が人生を旅してきた軌跡を辿るよ […...
きっかけと出会い 皆さんは高倉健さんのことをどんなふうに覚えていますか?私は、初めて彼の映画を観たときのあの瞬間をいまだに忘れられません。あの時の彼の目の奥に宿る何かが、私の心を強く引き寄せたのです。そして、本書『高倉健 […...
私は本を読む時、いつもその登場人物たちと心の中で会話をしている気がします。特に今回読んだ『1兆円を盗んだ男』のサム・バンクマン=フリードには、何度も「なんで?」と問いかけずにはいられませんでした。彼の行動の一つ一つが、ま […...