ふらっと寄れる、書評のよりみち - ゴキロク
大学での授業を終え、夕暮れの河原を歩きながら『ジェイムズ』を読み始めたとき、私はひどく揺さぶられました。まるで、ミシシッピ川を筏で下るジムとハックの冒険に、私自身も一緒に連れて行かれるような感覚でした。この本は、ハックル […...
はじめに出会った衝撃 福岡出身の僕が、大学の理系学部でコツコツとエンジニアを目指していたころ、本に対する興味は正直薄かったんです。そんな僕がディケンズの『大いなる遺産』と出会ったのは、まさに偶然でした。図書館の棚を何気な […...
『三国志』との出会い 『三国志』と聞くと、あなたはどんなイメージを持ちますか?私にとって『三国志』は、学生時代に夢中になった物語のひとつ。あの頃は、曹操や劉備、孫権といった英雄たちが織りなす壮大な物語にただただ圧倒されて […...
ある夜、私はふと「パリの最後の夜」という本を手に取りました。フィリップ・スーポーが描いたこの作品は、私にとってとても不思議な体験をもたらしました。シュルレアリストたちが活躍した20世紀初頭のパリを舞台にして、何か特別なこ […...
こんにちは、北海道の小さな町で書店員をしている私です。この町では四季折々の自然が豊かで、読書は私にとって、心の季節を整えるための大切な時間になっています。今日は、河出書房新社から出版された『枕草子/方丈記/徒然草』の翻訳 […...