ふらっと寄れる、書評のよりみち - ゴキロク
渋谷から「場所」が消えていく ある日、ふと手に取った一冊の本が私を深い思索の世界へと誘いました。伊東豊雄さんの『この社会に、建築は、可能か』です。この本の冒頭を読んで、まず心を掴まれたのが「渋谷から『場所』が消えていく」 […...
こんにちは。今日は『広告の昭和: テレビCMがやって来る!』という本を手に取ってみました。普段は小説や民話に心を寄せがちな私ですが、この本を開いた瞬間から、昭和の広告が持つ不思議な魅力に引き込まれてしまいました。 懐かし […...
はじめに 最近、池上英洋さんの著作を手に取ったんです。『名画で読み解く 西洋女性史』という本で、タイトルからしてアートと歴史の交差点を探る旅に出かけたような気持ちになりました。歴史の教科書で学んだことが、名画を通してどん […...
娘義太夫に出会った日のこと この本を手に取ったのは、正直に言うと「偶然」でした。中央公論新社の『知られざる芸能史娘義太夫: スキャンダルと文化のあいだ』を見かけたとき、なんだか不思議な引力を感じたんです。普段はノンフィク […...
建築に映る時代の鏡 最近、『ファスト化する日本建築』という本を読みました。この本は、私にとって少し驚きであり、同時に何か心に引っかかるものがありました。著者の森山高至さんは、現代の日本建築が抱える問題を、まるで私たちの生 […...
ジブリ作品の裏側を覗く ジブリの映画って、いつも心にじわじわと染みてくるんですよね。特に「天空の城ラピュタ」や「となりのトトロ」は、僕にとっても特別な作品です。そんな映画の裏側を知ることができる、木原浩勝さんの本を読んで […...
こんにちは、北海道の小さな町で書店員をしている者です。今日は『クレーとマルク 動物たちの場所』という本についてお話ししたいと思います。この本を手にしたとき、なんだか不思議な懐かしさを感じました。幼い頃、祖父が話してくれた […...
このところ、日々の仕事に追われて、本をじっくり読む時間がなかなか取れなかったんです。でも、この『桂二葉本』を手に取ったとき、なんだか「読んでみたい」という気持ちが湧いてきて、気がつけば一気に読破していました。正直に言うと […...
ある夜、私はふと「パリの最後の夜」という本を手に取りました。フィリップ・スーポーが描いたこの作品は、私にとってとても不思議な体験をもたらしました。シュルレアリストたちが活躍した20世紀初頭のパリを舞台にして、何か特別なこ […...
はじめに、心を動かされた出会い 最近、森泉岳土さんの「ぼくの大林宣彦クロニクル」を読んで、なんだか心の奥底がじんわり暖かくなりました。この本は、著者が義理の父である大林宣彦監督との暮らしを通じて感じたことや学んだことを、 […...