ふらっと寄れる、書評のよりみち - ゴキロク
先日、『奇跡の醤(ひしお)』という本を手に取りました。陸前高田の老舗醤油蔵、八木澤商店が震災から再生する物語です。これがどれほど私の心に深く入り込んできたか、言葉にするのは難しいけれど、少しでも伝わればと思って書いてみま […...
はじめに、心を動かされた出会い 最近、森泉岳土さんの「ぼくの大林宣彦クロニクル」を読んで、なんだか心の奥底がじんわり暖かくなりました。この本は、著者が義理の父である大林宣彦監督との暮らしを通じて感じたことや学んだことを、 […...
こんにちは、京都からお送りします。ちょっと不思議な本を手に取りました。『ひのえうま 江戸から令和の迷信と日本社会』、吉川徹さんの著作です。これ、読んでる間ずっと心の中で小さな問いが膨らんでいくような、そんな体験でした。ち […...
こんにちは、北海道の小さな町で書店員をしている私です。この町では四季折々の自然が豊かで、読書は私にとって、心の季節を整えるための大切な時間になっています。今日は、河出書房新社から出版された『枕草子/方丈記/徒然草』の翻訳 […...
不遇の英雄たちとともに この本を読み終わった時、私はしばらくその場から動けなかったんです。デイヴィッド・グランの『絶海:英国船ウェイジャー号の地獄』は、歴史の一部をまるで自分が体験したかのように鮮明に描き出してくれました […...
心の声が混ざり合う青春の瞬間 井戸川射子さんの『曇りなく常に良く』という小説を読みました。最初は正直、どういう話なのかよく分からなくて、ぼんやりとページをめくっていました。でも、読み進めるうちに、なんだか心がじわりと温か […...
こんにちは!今日はジュンパ・ラヒリの『翻訳する私』について、心に浮かんだことをお話ししたいと思います。普段から本を読むのが好きで、つい一日中カフェで本を読んでしまう私ですが、この本は特に心に残りました。なんていうか、言語 […...
中園孔二との出会い 今年の夏、私は家族と香川を訪れる機会がありました。まさかうどんツアーが家族の旅行先の決定打になるとは思ってもみませんでしたが、讃岐うどんの本場を巡る旅は、結局私たちに大きな驚きと感動をもたらしました。 […...
最近、辻邦生の『小説を書くということ』を手に取ってみました。この本に出会ったきっかけは、友人から「お前みたいな深く考えすぎるタイプにはぴったりかも」と言われたことでした。確かに、理系出身の僕にとって、物事を論理的に考える […...
こんにちは、北海道の小さな町で書店員をしている私です。今日は、私の心をぐっと掴んで離さなかった『続 窓ぎわのトットちゃん』についてお話ししたいと思います。黒柳徹子さんの「トットちゃん」シリーズは、私にとっても特別な存在で […...