ふらっと寄れる、書評のよりみち - ゴキロク
はじめてのオスマン帝国との出会い 大学で哲学と文学を学んでいる私にとって、歴史というのは少し距離を置いて眺める対象でした。しかし、「オスマン帝国全史」を手に取ったとき、何か特別な予感がありました。500ページを超えるこの […...
はじまりの一歩──池澤夏樹との出会い 池澤夏樹さんの『1945年に生まれて』を手に取ったのは、ほんの偶然でした。書店の片隅で、ふと目に留まったこの本。装丁のシンプルさが、かえって内容の深さを予感させるようで、なんだか心惹 […...
江戸時代の空気に触れる 『鍋島直郷参府記』を手に取ったとき、正直に言ってこんなに心を動かされるとは思っていませんでした。歴史書というと、どうしても堅苦しいイメージが先行しがちですが、この本は違いました。まるでタイムマシン […...
本を読んでいると、時に自分の中で何かが引っかかることがあります。古田英明さんの『5%リーダー』を手に取ったとき、私はまさにそんな感覚を覚えました。経営やビジネスの本を普段はあまり読まないのですが、何か心に残るものがあるか […...
こんにちは。北海道の小さな町で書店員をしている私は、今日もまた本棚の片隅で静かに待っている一冊に心を惹かれました。それが温 又柔さんの『来福の家』です。この本、実は少し前から気になっていたんですが、手に取ったのはつい最近 […...
アン・タイラーの『あのころ、私たちはおとなだった』を手にしたとき、私は不思議な感覚に包まれました。この本を読んでいる間、まるで心の中に小さな窓が開いたような気がしたんです。その窓から見える景色は、私自身の人生とどこか重な […...
こんにちは。今日は、ちょっと不思議な本についてお話ししたいと思います。タイトルは『民俗信仰を読み解く なぜ日本人は賽銭を投げるのか』、著者は新谷尚紀さん。最初にこの本を手にしたとき、私は日本人の暮らしに根付く「信仰」とい […...
こんにちは。今日は、塩田武士さんの『踊りつかれて』という小説についてお話ししたいと思います。この本を手に取ったのは、何気ない日常の中で、ふと「人間の弱さ」というテーマに惹かれたからです。そう、私たちの中にはどこかしら弱く […...
初めての出会いと心の引っかかり この本との出会いは、まるで古い友人に再会したような感覚でした。リチャード・ドーキンス博士の『利己的な遺伝子』を読んだことがある人なら、彼の語り口がどれほど魅力的かをご存知でしょう。そして、 […...
福岡から東京に出てきて数年、都会の喧騒に慣れてきたと思った矢先に、ふとしたきっかけで手に取った本がありました。それが『孫と遊んで若返る! 老化予防82の秘密』です。タイトルからして「孫育て」というテーマに、一瞬自分にはま […...