ふらっと寄れる、書評のよりみち - ゴキロク
私がこの本を手に取ったのは、ある日曜日の午後でした。友人が「これは面白いよ」と勧めてくれたのがきっかけです。中華料理と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、福岡で育った私にとっておなじみのラーメンや餃子でした。どれも手軽で美味 […...
娘義太夫に出会った日のこと この本を手に取ったのは、正直に言うと「偶然」でした。中央公論新社の『知られざる芸能史娘義太夫: スキャンダルと文化のあいだ』を見かけたとき、なんだか不思議な引力を感じたんです。普段はノンフィク […...
はじめてのオスマン帝国との出会い 大学で哲学と文学を学んでいる私にとって、歴史というのは少し距離を置いて眺める対象でした。しかし、「オスマン帝国全史」を手に取ったとき、何か特別な予感がありました。500ページを超えるこの […...
江戸時代の空気に触れる 『鍋島直郷参府記』を手に取ったとき、正直に言ってこんなに心を動かされるとは思っていませんでした。歴史書というと、どうしても堅苦しいイメージが先行しがちですが、この本は違いました。まるでタイムマシン […...
はじめに:予言の的中率に驚きながら こんにちは。今日は北野幸伯さんの『未来の地政学』を読んで、思ったことを少し語らせてください。正直に言うと、この本を手に取った時は、地政学なんてちょっと難しいかなと思ったんです。でも、読 […...
ある日、図書館の棚を整理していた時に、ふと目に留まったのが『学童集団疎開史: 子どもたちの戦闘配置』という本でした。このタイトルだけで、私の心に何かが引っかかりました。「戦闘配置」という言葉が、子どもたちに向けられている […...
ある日、本棚を整理していると、ふと目に留まったのが川村湊さんの『満洲崩壊: 大東亜文学と作家たち』でした。正直なところ、最初に手に取った理由は、タイトルに「満洲」という聞きなれない地名が含まれていたからです。私自身、歴史 […...
「古代マケドニア全史 フィリッポスとアレクサンドロスの王国」という本を手に取ったとき、正直に言うと、少し構えてしまいました。歴史書なんて、どこか堅苦しいイメージがあって、読むのに気合が必要だと思っていたからです。でもペー […...
『三国志』との出会い 『三国志』と聞くと、あなたはどんなイメージを持ちますか?私にとって『三国志』は、学生時代に夢中になった物語のひとつ。あの頃は、曹操や劉備、孫権といった英雄たちが織りなす壮大な物語にただただ圧倒されて […...
こんにちは。北海道の小さな町で書店員をしている私ですが、今日はアレクサンドル・ゲルツェンの『過去と思索』という本について、心の中を少しだけお話ししたいと思います。この本は、19世紀ロシアの思想家であるゲルツェンが、自らの […...