ふらっと寄れる、書評のよりみち - ゴキロク
最近、辻邦生の『小説を書くということ』を手に取ってみました。この本に出会ったきっかけは、友人から「お前みたいな深く考えすぎるタイプにはぴったりかも」と言われたことでした。確かに、理系出身の僕にとって、物事を論理的に考える […...
歴史の波に流される人々の姿 塩野七生の『小説 イタリア・ルネサンス1〈ヴェネツィア〉』を手に取ったとき、正直言って少し身構えたんです。大学時代に読んだ一冊のノンフィクションをきっかけに、歴史の本を読み漁るようになった私で […...
読者の皆さん、こんにちは。今日は北方謙三さんの『完全版十字路が見える』について語りたいと思います。私は本を読むたびに、そこに描かれた世界を旅するような気持ちになります。特にこの本は、著者自身が人生を旅してきた軌跡を辿るよ […...
こんにちは!今日は、三崎亜記さんの新作『みしらぬ国戦争』についてお話ししたいと思います。この本、読んでみて本当にびっくりしました。だって、現実の世界とリンクしすぎていて、フィクションなのにどこかリアルな感覚が抜けないんで […...
きっかけと出会い 皆さんは高倉健さんのことをどんなふうに覚えていますか?私は、初めて彼の映画を観たときのあの瞬間をいまだに忘れられません。あの時の彼の目の奥に宿る何かが、私の心を強く引き寄せたのです。そして、本書『高倉健 […...