「思考停止という病」を読んで:自分の頭で考えるって、実はこんなに面白い!
こんにちは!今日は苫米地英人さんの『思考停止という病』について、私の感じたことや考えたことをお話ししたいと思います。なんだかこの本、読んでいると自分の脳がムズムズしてきて、まるで運動不足で固まった体が久々にストレッチされるような感覚でした。
思考停止は誰のせい?
この本を手に取るきっかけは、「自分の頭で考える」ということの難しさを日常でひしひしと感じていたからです。デザイン事務所で働いていると、どうしても「前例に従う」ことが求められる場面が多くて、創造的な仕事をしているはずなのに、気づけば「思考停止」している自分にハッとすることがあります。
苫米地さんは、「前例主義」「知識不足」「ゴールがない」という3つの原因を挙げていましたが、特に「前例主義」というのは、私にとっても身近な問題です。いつも「これが今までのやり方だから」と言われると、それ以上考えるのをやめてしまいそうになるんです。でも、本当はもっと面白いアイデアがあるんじゃないかって、どこかでずっと思っていました。
自分のゴールはどこにあるんだろう?
「ゴール設定」の話もとても興味深かったです。この本では、ゴールは「現状の外側」に設定しないといけないと書いてありました。これを読んで、私は自分のゴールがあまりにも現実的で、ちょっとだけ背伸びをした程度のものだったことに気づかされました。
実際、私も「もっとデザインが上手くなりたい」とか「このプロジェクトを成功させたい」といった目標を持っていたんですが、それって現状の延長線上にあるもので、あんまりワクワクしないなって。苫米地さんが言うような「自分では達成不可能だと思うようなゴール」を考えてみると、ちょっと怖いけど、ワクワクもしてきます。
例えば、「世界中の人が笑顔になれるデザインを作りたい」とか。「え、ちょっとそれは無理でしょ?」って自分の中のツッコミが入るけど、それくらいの方が面白いし、やりがいがありますよね。
知識って、もっと面白く手に入れられるんだ
苫米地さんの「苫米地式読書術」も目から鱗でした。特に「著者になりきって読む」という方法は、今まで考えたこともなかったので、新鮮でした。これを試してみたら、まるで著者と一緒にお茶でもしながら話しているような気分になりました。著者の視点で物事を考えることって、実はとても大切なんですね。
また、私が感動したのは「並列読書」。複数の本を同時に読むなんて、最初は「そんなことできるの?」って思ったのですが、やってみると意外とできるものです。脳がいろんな情報を同時に処理して、勝手に関連付けてくれるんですよね。これが最終的に「自分の頭で考える」ことにつながっていくのかもしれません。
まとめ:考えることの楽しさを再発見
この本を読んで、思考停止という状態がどれほど恐ろしいことかを改めて実感しました。そして、自分の頭で考えることがどれほど楽しいかも。苫米地さんの言葉を借りると、「考え続ける脳を手に入れる」ことが、最高の人生を手に入れる鍵だということ。これって本当にその通りだなと思いました。
普段の生活の中で、「なんとなくこれでいいや」と思っていたことを、もう一度見直してみる。ちょっとだけ勇気を出して、自分の「ノットノーマル」な部分を信じてみる。そして、何よりも自分のゴールを見直してみること。これが私がこの本から学んだ大切なことです。
もし「自分の頭で考えること」に興味があるなら、この本を手に取ってみてください。きっと、あなたの脳もムズムズしてくるはずです!