ビジネス書
2025年09月22日 09時15分

「紹介営業で人生が変わる?福山敦士の『紹介営業』に心を動かされたひとりの物語」

こんにちは、福岡出身で20代後半の元エンジニア、今は読書に夢中になっている者です。今日は福山敦士さんの『紹介営業』について、まるで友人に話すように感想を綴りますね。

福山敦士の『紹介営業』との出会い

この本を知ったきっかけは、何とも偶然でした。営業という言葉にはもともとあまり縁がなかったんです。理系の大学を出て、エンジニアとして働いていた自分には、営業なんて遠い世界の話でした。でも、ある日友人が「この本、営業の概念が変わるよ」と勧めてくれたんです。半信半疑でページを開いたのですが、読んでいるうちに「これはただの営業の本じゃない」と感じました。

この本は単なる手法やテクニックを教えるだけでなく、人とのつながりや信頼の築き方を深く考えさせてくれるものでした。福山さんの経験を通じて語られる「紹介営業」の実践は、単なるビジネスのノウハウではなく、人としてどうあるべきか、どう人と向き合うべきかを教えてくれるのです。

読んでいて心に残ったエピソード

特に心に残ったのは、営業の面談での「1回目は徹底的にお話を聞く」という部分です。これを読んで、ふと思い出したのが、大学時代の恩師のことでした。いつも私たちの話をじっくりと聞いてくれたあの先生も、まさにこのスタイルだったな、と。こちらが何か言うたびに「うん、それで?」と聞くあの姿勢が、今になって思えばとても大切なことだったんだなと気づかされました。

また、「自分のビジョンを明確にすること」が大切だというくだりにも感銘を受けました。どんな社会を実現したいのか、どんな自分になりたいのかを明確にすることで、人は自然と魅力的になるというのです。これは営業に限らず、人生全般に言えることだなと思いました。

紹介営業と自分の未来

この本を読むことで、紹介営業というものが単なるビジネスの手法ではなく、人と人との信頼関係を築くための一つの手段であると理解できました。営業というと、どうしても「売ること」にフォーカスしがちですが、紹介営業では「つながること」が重要なんですね。それが結果的に「売ること」にもつながるというのが、なんとも深い。

私自身、これまでエンジニアとして技術的なことにばかり目を向けてきましたが、これからはもっと人とのつながりを大切にしたいなと考えるようになりました。もちろん、すぐに営業職に転職しようとは思いませんが、日常の人間関係や仕事の中で、福山さんの教えを活かしていきたいと感じています。

じわじわと心に染みる読後感

最後に、この本を読んで「じわじわ、きました」と素直に感じます。派手じゃないけど、これは良書です。なぜなら、読み終わった後に静かに心に残る何かがあるからです。自分の人生や人との関わり方を見直すきっかけをくれたこの本に感謝しています。

もし、あなたが営業に興味がなくても、人生の生き方や人との関係を見つめ直したいと思っているなら、この本を手に取ってみてもいいかもしれません。最後まで読むと、静かに泣ける、そんな本です。

晴斗

晴斗

福岡在住、静かな読書が好きな会社員です。ノンフィクションや地方の物語を読みながら、自分の暮らしをゆっくり整えています。派手な本よりも、じんわり心に残る本が好きです。読書は、静かだけれど豊かな旅だと思っています。

タグ
#ビジネスノウハウ
#人間関係
#信頼構築
#福山敦士
#紹介営業