「人生の頂点は定年後」池口武志著 – 未来を想像することで見えてくる新たな道
定年後の選択肢に心動かされて
こんにちは!今日は池口武志さんの「人生の頂点は定年後」を読んで感じたことをお話ししようと思います。まず、この本を手に取ったのは、私自身がそろそろ将来のことを本気で考えなきゃなと思っていたからです。まだ30代なんだけど、仕事ってこの先もずっと続くものだし、いつかは終わりが来る。だからこそ、定年後の人生設計ってどんな感じなんだろうって興味がわいて。
本書では生涯現役で働く選択肢について多くの示唆がありました。なんとなく定年後は悠々自適な生活というイメージがあったけど、実はそうとも限らないんですね。特に印象に残ったのは、「生涯現役でいるために、フリーランスや独立起業を目指した方が可能性が高い」という部分。これ、すごく考えさせられました。もちろん、リスクもあるけれど、自由に働くことへの憧れは誰しもあるんじゃないかな。
フリーランスの世界に飛び込む勇気
この本を読んで、頭に浮かんだのは、友人のAさんのこと。Aさんは40代で会社を辞めてフリーランスとして活動を始めた人で、独立する前に副業を始めて徐々にシフトしていったんです。まさにこの本で言われていることそのもの。Aさんから聞いた話では、「思いがけないところで自分が重宝されることがある」というのは本当にその通りで、最初は不安でいっぱいだったけれど、今は毎日が充実していると言っていました。この話を聞いて、私もいつかはそんな道を歩んでみたいな、なんて思ったり。
ただ、フリーランスになるリスクもこの本ではしっかりと触れられています。病気になったら収入がゼロになってしまう可能性があるとか、そういう現実的な話を聞くと、やっぱり怖いなと思う部分も。池口さんも言っていましたが、「自己責任」という言葉がずっしりと重くのしかかりますよね。
誰と働くかが大事な理由
それにしても、この本で特に心に残ったのが「何をするかよりも誰と働くかが大事」という考え方。会社員時代のことを思い返してみると、確かに仕事の内容よりも一緒に働く人たちとの関係が自分の気持ちに大きく影響を与えていたなぁと。だから、定年後も働くなら、仲間と一緒に楽しくやれる環境がいいなと自然に思いました。
実は、私も以前の職場で人間関係がしんどくて転職を考えたことがあったんです。転職先ではすごく素敵な人たちに恵まれて、毎日が楽しくなりました。だから「誰と働くか」って本当に大事なんだなと実感しています。
自分を見つめ直すきっかけとして
この本を通じて、定年後の生き方を考えるのは自分自身を見つめ直す良いきっかけになると思いました。「自分が何者で、何ができるのかを簡潔に伝えられるようになることが必要」っていう言葉があって、この部分は特に心に響きました。普段の生活ではなかなか自分のことを客観的に見る機会がないけれど、定年後のことを考えたら自分をどう見せるか、どう活かすかが重要になるんだなと。
それにしても、人生の「頂点」が定年後にあるって考えると、なんだかワクワクしてきます。今までの人生の集大成というか、これからどう生きていくかを考えるのは楽しい作業になりそうです。池口さん、本当に素敵な本をありがとうございました。定年後を考えるのはまだ先だけど、これからも色んなことに挑戦していきたいな。